プログラミングに限らず,なにかを学んでモノにするには楽しく続けることが重要。学習を楽しく続けるためには,成果が見えるような仕組みをつくることがコツだと思う。
ゲームを作りながらプログラミングを学ぶ,という手法は,学習を楽しく続ける方法の一つとして使われることがある。プログラミングを学ぶ家庭で,成果物として実際に遊べるゲームができるので,目標を設定しやすいし,学習した成果も見えやすい。モチベーションを維持しながら,お勉強を続けてゆくことが出来る。
PythonにはPygameというゲーム作りに便利なライブラリがある。このPygameを使ってゲームを作る手助けとなるサンプルを見つけたので紹介しよう。これはシンプソン大学のコンピュータサイエンス課程で実際に使われているもの。講座を通して,学生が実際にゲームを作ってゆくようだ。
サンプルは命令や条件分岐,ループというような簡単な題材から始まって,関数を使ってグラフィックスを表示する短いプログラム,キーボードやマウスを使ってグラフィックスを動かすプログラム,へと徐々に高度になってゆく。その後,Pygameの持つスプライトを使って物体を表示するプログラム,シンプルなテニスゲーム,ブロック崩しなどへと発展してゆく。終わりには,Pygameを実行形式のファイルとして固める方法についてもサンプルがある。
英文だけどコメントが付いているし,どのソースも短いので読みやすい。ゲームを改造してみてもいいし,ソースを参考にオリジナルゲームを作ってみてもいいかもしれない。