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Python Conference 2007 TX,3日目 - 最終日

Python Conference 2007 TX,3日目 - 最終日

カンファレンス最終日のリポートです。

初日の朝,レンタカーで会場に着くと,「君,昨日のLTで話してた日本人だよね」と話しかけられました。しばし歓談していると,ロビー近くにGuidoさんを発見したので,直撃して「みんPy」にサインをもらいました。「日本の技術者にプレゼントしたいので」と無理を言って何冊かサインしてもらいました(Secondary Mission completed)。このうち1冊はプレゼントすると思います。

Keynote : The Importance of Programming Literacy

Robert M. Lefkowitzさんのお話。プログラミングにとってリテラシーが以下に重要かということについて,ギリシャ時代の文献などをひもときながら,おもしろおかしくはなしてくれました。プレゼンに慣れている様子で,とても楽しく聞けました。

RobertさんはTwistedの設計に関わっていた方。

Developing with IronPython and Windows Forms

Michael J FoordさんとAndrzej KrzywdaさんのTalk。イギリスで数十人ほどの開発会社をしている方らしい。.NET用のGUI構築ライブラリWindows FormをIronPythonから使うための解説とデモをしていました。

The Wonderful World of Widgets for the Web

TurboGearsのメイン開発者Kevin Dangoorさんのお話し。TurboGearsで利用できるWidget(CRUDフォームをPythonのクラスとして抽象化したもの)と似た機能を持つ,Tosca Widgetというライブラリがあるのですが,こちらの活用方法。TurboGearsのWidgetと違いTosca Widgetは完全に独立したライブラリとして構成されているので,他のWebアプリケーションフレームワークでも利用できるのが最大の特徴。

Widgetを使うと,新規追加(INSERT)や修正(UPDATE)のフォームを統一的に扱え,Webアプリを効率よく開発できます。Djangoみたいなモデルと密接に関連したフォーム自動生成と違い,拡張性が高い。例えば独自の入力値チェック(バリデーションチェック)を付け加えたり,またWidget自体をカスタマイズして追加できたりもする。細かいカスタマイズが要求される今日的な気の利いたWebアプリを作るためには欠かせない機能です。

午後

前日夜に引き続き,アクセンスの方々とダラス観光。ダウンタウンで昼食を食べ,JFKの暗殺された場所にある「The Sixth Floor Museum」に。その後,アクセンスの金本さんが見たいと言っていたModern Art Museum of Fort Worth(フォートワース現代美術館)に。日本の建築家安藤忠雄さんの設計した建物らしい。Pretty Babyという企画展を開催中で,奈良美智とか,同じく日本人のアーチスト工藤麻紀子さんの作品が展示されてあった。

今回はレンタカーを借りてとても良かった。来年はもうすこし余裕を持った行程を組んで,郊外にドライブでもしたいなあ。あ,そういや,最終日の早朝,スタバで買ったノラジョーンズの新譜,レンタカーの中に忘れてきた。。。

翌日早朝,日本に発つ飛行機で帰ってきました。Love Field空港のセキュリティに長い列ができていて,周りの人はみんな「こんな長い列が出来てるのはじめて見るわ」などと言っていた。予約した飛行機に危うく遅れるところだった。

そんな感じで,火曜の夜に日本に帰ってきました。

もっともっと英語をブラッシュアップして,来年はもっと長いTalkで喋ることを目標にしたいと思います。

2010-08-27 04:43