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まだPython版を書いてる人がいないみたいなので,書いてみるよ:-D。
下準備
コンパイラは必ずしも必要ないけど,Mac OS XとかLinux使ってるなら清めの儀式としてインストールしておくといいよ。
インストール
Windows以外の多くのプラットフォームではすでにPythonが入っている。バージョンを調べて,使いたいバージョンより古いならインストーラやパッケージを使ってインストール。パッケージは「〜devel」をインストールしておく。
easy_installのインストール
easy_installは標準ライブラリに含まれていないサードパーティモジュールをインストールする時に便利なので,入れとく。
ここからez_setup.pyをダウンロード,Pythonのスクリプトとして実行すると,自動的にコマンドがインストールされる。
$ easy_install pachage_name
のようにしてパッケージのインストールができるようになる。インストールされたパッケージはlib/site-packages以下に配置される。
IPythonのインストール
インタラクティブシェルはPython開発の友。強化版インタラクティブシェルと言えるIPythonをインストールしておこう。IPythonを使うと,実行中に変数やアトリビュートの自動補完ができたり,オブジェクトをより見やすく表示してくれる。騙されたと思って使って見るべし。
テストの手法
testsに書いた複数のテストを実行するために便利なnoseを 入れておく。nosetestというコマンドを実行すると,複数のテストファイルを探し出して実行してくれる。
$ nosetests ./lib/test
のようにして,ディレクトリを指定することもできる。Google App Engineのように特殊なセッティングが必要な環境のテストを楽にしてくれるプラグインも多く用意されているので,適宜インストールするといい。
deployの手法
Django,Pylonsのようなフレームワークを使っているなら,デプロイの手法も提供されているので従う。開発環境と運用環境で,モジュール,データベースのバージョンは極力揃えておくこと。僕は大抵,ソースコード管理ツール使うかな。
複数アプリケーションを開発していて、それぞれの依存モジュールがそれぞれことなる場合の運用
プロジェクトディレクトリに依存モジュールを個別にインストールする方法がひとつ。インストール時に以下のようにしてインストール先を指定する。
$ easy_install --prefix projectdir/lib/
あるいは,virtualenvを使う。virtualenvを使うと,同じモジュールの複数バージョンを環境に寄って使い分けたりといったことが簡単にできる。ただしたまにハマるので注意。
使用するPythonバージョンの選定
基本的に,開発に使用するフレームワークやモジュールが要求するPythonのバージョンに従う。たとえばGoogle App Engineは未だにPython 2.5を使うし,DjangoやPylonsもまだ2.7までしかサポートしていない。Twisted,PyGTKなどもまだ3.xのサポートをしていず,多くの場合は2.xを使うことが多いはず。
僕だったら,2.xの最新版(2.7)の一つ前2.6.5を選ぶ。