しばらく前から資産形成の目的で株式投資を始めた。震災による株価の暴落で,資産がそこそこ目減りした。株を買ったのと同じ金額を銀行などに貯金していれば,金利は超低いけど貯金額が元本割れすることはない。株式投資はリスクを伴う資産運用法であるといえる。
だけど,僕はあまり動揺していない。なぜなら,こういうことが起こることを前提に,それでも長期的に見て資産が増えるような方法を使って投資をしているから。
方法は簡単で,毎月決まった日に,一定額の株を買ってゆくだけ。
毎月定額の積み立てのような形で株を買い続けることで,今回のように株価が下がったときには,お得な買い物ができるというメリットがある。株価が下がっても,株を買う金額は変わらないのだから,より多くの株を買える,というわけだ。多めに買った株は,近い将来株価が上がった時に資産に大きく跳ね返ってくる。逆に株価が高くなった時には,沢山の株を買えないのだけど,長い時間でみると,株の変動によるリスクから資産を守ってくれる。円安/高などの為替相場の影響についても同じことが言える。
なお,このような投資法は「ドル・コスト平均法」と呼ばれている。1987年に起こった世界的な大暴落ブラックマンデーの時も,銘柄を選んで売り買いを続けるより,ドル・コスト平均法を使った方がより早く資産を回復できたということだ。
ドル・コスト平均法の利点はそれ以外にもある。手法が簡単なので,素人でも手軽に実行できる,ということだ。また,どんなに大規模な暴落が起こっても,数年もたてば資産が回復する可能性が高いので,心穏やかで居られる,という点も利点だと思う。個別銘柄を値段に合わせて頻繁に売り買いして,めまぐるしく変わる株価にやきもきし,仕事や家事が手に着かなくなったりすることもない。
株価が下がっている今は,お得に株を買える時期。投資を始める絶好のチャンスと言えるかも知れない。投資したお金は,市場を貫流してがんばっている企業に回ってゆき,震災被害からの復興や,世界をより豊かにするための役にも立つはずだ。株価に影響を与える世の中のことにも敏感になって,勉強のモチベーションにもなる。
最近は手数料が安く,かつ国内だけでなく海外の市場にも手広く分散投資をしてくれる資産形成型の商品などが増えていて,ネットで手軽に取引ができる。僕みたいな素人でも簡単に始められる。勉強はしたけど,知り合いの投資セミナーに行って,書籍を2,3冊読んだだけ。読んだ方を2冊,簡単に紹介します。
月光のように心穏やかにお金を増やすための方法を解説してある書籍。ドル・コスト平均方のことや,どんな銘柄や商品を選べばいいかなど,平易に解説してあります。
運用のバイブル,と呼ばれているロングセラー。一般的に投資に対してもたれている常識をことごとく覆してくれる。少し難しいけどかなり説得力があって面白い。