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Pythonを使ってiTunesを操作する

Pythonを使ってiTunesを操作する


昔に買ったMac MiniをiTunes再生専用マシーンにしているんだけど,普段はモニタを消しているので,再生開始するときや停止するときに,モニタをつけたりなんだりしなければならなくて面倒だと思っていた。Mac Miniはネットワークに繋がっているのだから,ネット経由でコントロールできればステキだ。iPhoneのアプリ「Remote」を使うと,WiFi経由でローカルネット上のiTunesを遠隔操作できるんだけど,しばらくすると接続が切れたりして使えない。

しょうがないので,PythonからiTunesのコントロールをできるようにしてみた。appscriptというバインディングをインストールすると,Mac上のアプリをPythonのオブジェクトとして取得してモゲモゲできる。素のままだと使いづらいので,appscriptの返してくるiTunesオブジェクトをPythonのクラスでラップしてみた。メソッドを呼んだり,アトリビュートを参照したり代入するとiTunesをコントロールできる。まだまだできることが少ないので,そのうちプレイリストや曲を扱えるように拡張するつもり。

使い方はこんなかんじ。あ,ファイル名をitunes.pyにして使って下さい。


>>> from itunes import iTunes

>>> it = iTunes()  # iTunesオブジェクトを生成

>>> it.launch()     # iTunesを起動
>>> it.play()       # 再生
>>> it.stop()       # 停止

>>> print it.volume # 音量を表示

>>> it.volume = 80  # 音量を変更

>>> it.quit()       # iTunesを終了

ソースは以下からどうぞ。あらかじめappscriptをインストールする必要があるのは当然,Macで動きます。

itunes02.py itunes02.py
Size 1.5 kB - File type text/python-source
by ats last modified 2009-06-13 09:28
2010-08-27 04:51