英語を読む習慣づけとして科学関連の英文記事を拾っていましたところ,面白い記事を見つけましたのでご報告いたします。人間以外の動物もゲイになる - 同姓でつがいを作るとのことです。
ハワイ州立大学の研究者が,アホウドリの研究をしたところ,つがいのうち3分の1がメス同士のカップルだったそうです。メスはオスとカップリングした後,メスと一緒になって卵を育てます。アホウドリはオスメスの見分けが付きづらく,いままでメス同士のカップルが見逃されてきたみたい。
他にも,皇帝ペンギンを捕まえてみたら5分の1がゲイだったとか,キリンやチョウ,コアラ,イルカ,タコなどにも同性同士のつがいが見受けられるとのこと。
動物のホモセクシャリティに詳しいオスロ大学のPetter Bockmanさんは,「人間の場合はゲイと呼ぶかも知れないけど,動物ではホモセクシャルと呼んだ方がいい」と前置きをしつつ,「動物で同姓がつがいを作ることは珍しくない。セクシャリティは子孫を残すためにあるだけでなく,群れを作るためにも機能するから(つまり群れを作るために都合がよいなら,同姓同士でくっつく,ということ?)」と言ってます。さらに「多くの科学者はヘテロセクシャリティ(異性同士のカップリング)にバイアスが掛かりすぎていて,動物界にはホモセクシャリティがないと思いがち」。
一方で,動物はそもそもヘテロセクシャルになるようにプログラムされてるので,動物がゲイになることなんてない,と主張する科学者もいるようです。愛とかカップリングとかは複雑な問題だと思うので,どっちが正しいとは一概には言えないと思うけど,同性同士のカップルが存在することが人間以外の動物にも「現象として」存在することは事実のようだし,ちょっとビックリ。
ちなみに,僕はストレートですよ:-)。