勝間和代氏という，一般人に認知度および影響力の高い人がTwitterを始めた。
アメリカ本国でセレブリティのアカウント開設がユーザ数増加の牽引役になってきたのと同じように，これから日本でもTwitterはデファクトスタンダードなミニブログとしての地位をより加速してゆくはずだ。
インターネット的には，Before Google(B.G.)とAfter Google(A.G.)でかなり明確な境目がある。たとえばGoogle以前に消えた情報は，インデックスされていないという意味で人目に付かず，まるで無かったことにされている。「津田リンクス」などは日本の豊かなブロゴスフィアに繋がるテキストサイト黎明期の重要なキーワードであるはずだが，Googleで検索すると「"津田リンクス":40」「"津田日記リンクス":66」とゼロに等しい言及数しかでてこないことを見ても，Googleの登場がネット上の情報に強力な境界線を形成しているのは確かだ。
同じように明確な変化が，これからTwitterにも起こることは動かしづらい事実だと思う。B.K.の時点では，非ITなお知り合いはmixiのことは話すけどTwitterのことはほとんど知らなかった。A.K.の世界では，Twitterユーザの勢力図は大きく変るはずだ。
これを世界の終わりと見るか始まりと見るかは意見の分かれるところかも知れない。僕はと言えば，ブログ，SNSに続き，ミニブログについても大きな転換点を目の当たりにできることを幸運と受け止めたい。
