2014年5月25日,六本木ヒルズのGoogleさんで開催されたAdSense Partner Summit in 東京というイベントに行って来ました。招待制のイベント,AdSenseの利用者の中から,定期的に一定の収益を上げているサイト運営者に声がかかったみたい。ラウンジのある27階の会議室で開催され,参加者は100名くらいでした。
当日は,Google社内のAdSenseチームの方のプレゼン,パネルディスカッションにくわえて,対面の最適化コンサルテーション,朝食とランチのサービスもあって,盛りだくさんかつ大満足のイベントでした。
プレゼンは,各国のPC/スマホアクセス率の統計を初めとして,いろいろなデータに触れつつ,WebとWeb広告の現在と近未来をざっくり外観できるような内容。大変参考になりました。プレゼンの中で「中長期的なサイトの成長」という言葉を頻繁に使っていたのが印象的だった。以前,AdSenseの招待制イベントに一度だけ行ったことがあるんだけど,その時広告配置や収益の最適化についての話題が多かったのと対照的だと思った。短期的な収益を追うのではなく,ユーザ視点に立って長期的にサイトを成長させるのが最良の策で,そのためにAnalyticsなど各種ツールを活用してサイトを改善しましょう,というのが,イベント全体を通したメッセージだったように思います。イベントの内容や公開できる情報については,今後ブログに掲載されてゆくものと思われます。
ランチを食べながら,またワークショップ中に近くに座っていた人と軽くお話したんだけど,けっこう著名なサイトの運営者が集まっている印象でした。ニッチな分野で月間1,000万PV行ってるサイトの運営者がいたり,まとめサイトとかアフィサイト作っている人など,いろいろな方とお話できて楽しかった。
中でも一番印象に残ったのは,パネルディスカッションに登壇されたハッピーライフスタイルの運営者のこの一言。曰く,「サイトを運営していて一番のブレイクスルーは,プログラミングを覚えたことだった」。プログラムを使うと,今まで手作業で何時間もかかっていたことを一気に効率化できて,それがユーザや収益を増加する力になったのだと言っていた。確かに,プログラミングってそれ「だけ」出来るのではだめで,例えば周辺にある技術とか,他の知識やスキルとの「合わせ技」でないとバリューを出しづらい。コンテンツ持っている人とか,音楽ができる人,絵が描ける人がプログラミングを覚えることで,より大きなバリューを生み出せるんだな〜,と思ったりしたのでした。プログラミング「だけ」できる人は,どうすればいいのか考えるといいのかも知れないですね。
子供ができて仕事のスタイルを大きく変えてから,数字としてはそこそこの結果を出しているのだけど,漠然とした不安みたいなものがあった。今回のイベントで似たようなことをやっている人とお話できて,いろいろな気づきがあった。
休日にもかかわらず,イベント運営していただいたAdSenseチームの皆様には,この場を借りてお礼を言いたいと思います。また同じようなイベントがあったら,是非参加したいな〜。