人間が宇宙空間に放り出されると,数十秒で気を失って体が徐々に朽ちてゆく,というエントリを以前書きましたが,真空中に晒されたらどうなるか,そのものズバリの映像を発見してしまいました。
NASAで真空チェンバーを使った宇宙服の実験中,宇宙服から空気が漏れて内部の気圧が下がって行きます。完全に気圧が下がったあと数十秒で気を失ってしまっています。
このときは外にいた同僚が助けに入って一命を取り留めていますが,助けのない宇宙空間だったら。。。
実際に真空状態を体験したジムさんによると,「気を失う直前,舌の上の唾液が蒸発泡になるのを感じた」とのこと。こういう勇気ある実験があるからこそ,人類は宇宙活動ができるようになったのですね。