このサイトについて

工数

工数

http://tokuhirom.dnsalias.org/~tokuhirom/tokulog/1209.html

この業界の場合「費用」に含まれる「人件費」の割合が大きい。「人件費 = 工数」なので「工数短い = 安いんですね!」ということになりかねない。工数を劇的に削減できる秘密兵器は隠したがる風潮があると思うんだけど,それは正しい(一面では)。

ただし,こういう理屈が成り立つのは個別の開発案件を受注しているようなスタイルの仕事をしているからであって,「はてな」は別のステージに行っている(あるいは行こうとしている)んじゃないのかなあ。商品を持っていると開発費は「売れた分」で割ることが出来るので,十分なスケーラビリティを得られれば,工数晒しても怖くなくなる。はてなの中で「受注案件」と「はてな自体を納める案件」の割合がどんくらいだかしらないけど。

自家製フレームワークも「二アリー商品」かな。

「ウチの開発スタイルだといろんな機能がさくさく実装できてアルファギーク的にうはうは!」「すごいですね! ボクもはてなで働きたいです!」みたいに有能な新人君に対する強烈なアピールにもなる。こういう「ハッカーにやさしいプラスの循環」を生み出せるのは幸せなことですね。でも,日本の企業全部がそうなると,国が無くなると思う。だから,「そういう企業」が入れる「席」はあんまり多くないと思う。

2010-08-27 04:35