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大人 meets プログラミング,Pythonで人生をハックしよう。
10月13日(土),プログラミングとAIのリテラシーをサックリと学ぶ講座を開発します。 (主催:角川アスキー総合研究所)

マサカリが無かったらみんなのPython第四版も無かったよな〜,という話

マサカリが無かったらみんなのPython第四版も無かったよな〜,という話

マサカリも受け方で血肉になるよ,という話をします。

しばらく前,みんなのPython第三版のAmazonレビューに誤字のリストを投げた人がいた。誤字があるのは著者として読者の皆様に大変申し訳ない。実際はコスト的に時間あんまかけられないとか諸事情があるのだけど,とにかく恥ずかしい話である。なお,誤字を報告しても連絡が無い,というのは常識的に考えても本当かどうか微妙だ。事実,読者からの質問や誤字の情報については,定期的に編集者の方から連絡をいただいていた。

そうこうしているうちに,今年の初め頃,SBクリエイティブ編集部から改訂のお話をいただいた。

普通,技術書の改訂ってあんまり時間かけないんだけど,今回は件のレビューもあり,先方もそれを認識していると踏んで,かなり大幅な改訂をダメ元で「ふっかけて」みた。結果は見事快諾。かなり余裕のあるスケジュールを組んで頂いて,執筆だけでなく,著者校正も十分に時間がとれた。先頃リリースされたばかりのPython 3.6についても触れることができたし,レビュアーさんの力もお借りして,書き下ろし部分の内容をより煮詰めることができた。

こちらの意気込みが伝わったからか,先方の編集作業もこれまでになく時間をかけていただいた。私は著者歴長いんだけど,ここまで手をかけて頂いたのは正直はじめてだった。

今思い返すと,例のレビューがなかったら,みんなのPython 第四版は存在しなかったと思う。改訂のチャンスはいただけたかも知れないけれど,もっとライトな改訂になったかも知れない。とにかく今回の改訂には,書籍一冊書き下ろすくらいのエネルギーを込めることができ,著者として大変満足している。

例のレビューを見た時は,正直気持ち悪い感じもあったけど,レビューをいただいた方には大変感謝している。本当にありがとうございました。

一つだけ残念なことがあるとすれば,もうちょっと執筆時期が後ろにずれれば,シンゴジネタがもっと盛り込めたかなあ,ということです。

2017-01-05 16:00