Pythonに装備されている標準ライブラリの中でもひときわ異彩を放つ位置づけのturtleモジュールがPython 2.6では大変なことになっているのでお知らせします。
亀に見立てたカーソルを動かしながら画像を描くタートルグラフィックスをPythonで簡易に扱えるturtleモジュールは,もともとモジュールに関数が定義されているだけの癒し系モジュールでした。Python 2.6からは,タートルをクラスとして扱えるようになりました。
Python 2.6のソースにはDemo/turtleというディレクトリがあり,ここにデモがいくつか収録されています。turtleDemo.pyというスクリプトを走らせると。
こんな感じのウインドウが出てきて,もはやゆるかわほっこり系とは呼べないくらい本気モードです。
関数だけのturtleモジュールですらPythonの基本的な文法を学ぶのに最適だったのに,タートルがクラスになって継承できるようになっていたりすると,オブジェクト指向までタートルグラフィックスで学べそうでヤバいです。