新車を買って,以前作ったアップルファンのためのマタニティマークは旧車とともにおさらば。新しい車にも,なにかステッカーが欲しいな〜,と思ってしばらく一人ブレインストーミングしてた。
「ワンコ乗ってますステッカー」も欲しくて,最初は,Dog Cowと,Happy MacをアレンジしたBaby Macをデータとして起こして自作ステッカーを作ろうと思っていた。Happy Macはいいけど,Dog Cowはアップルファンの中でも古株しか知らないだろうし,ニッチ過ぎるのが気になっていた。
そうこうしているうちに,ドライブ中,シンプルなラインだけで構成されてた,行ってみれば「ミニマルデザインなワンコ乗ってますステッカー」を貼っている車を見かけて,嫁さんと一緒に「あれいいね」と意見が一致。方向性が固まったので,時間を見つけてステッカーを自作することに。
デザインについては素人なので,どうすればいいのか方向性すら定まらない。なので,ネットから既存の素材を探して参考にしたり,デザインの作成も素人的な間違いをしないよう,できるだけロジカルなプロセスを踏むよう工夫して作ってみた。
まずは「子供乗ってますステッカー」を表現するにはどうするかを考える。Google画像検索で,「baby simple」などの検索語を与えつつ,線画を検索してみる。いろいろ見ているうちに,「子供を表現するゲシュタルト的記号」とはどうやら,
- 髪の毛少ない
- 顔丸い
- 耳の位置が中心より下
というようなことらしいと分かった。
次にワンコ。同様にGoogle画像検索で,ウチで飼ってるコーギー(ウェルシュ・コーギー・ヘンブローグ)の線画を探す。「ワンコ,あるいはコーギーを表現するゲシュタルト的記号」とはすなわち,
- 鼻長い
- 耳でかい
- 胸の毛がもふってる
というようなことだと判明。「足短い」というのがコーギー的に最強の記号なのは分かってるんだけど,子供の線画が顔だけなので,ワンコも顔だけ,という縛りがあったのでこれは使えない。
指針が決まったので,Inkscapeを立ち上げて線画を作る。ベジェ曲線やフリーハンドで綺麗な曲線を引けるほどスキルがないので,楕円と長方形のIntersectionを切り出したりした線と直線を組み合わせたりして,できるだけクリアでぶれのない,シンプルな線画を作ってみた。
あとは線を太くして,アウトラインに変換すればできあがり。
デザインというより,ロジカルな手法を組み合わせて作ったステッカーだけど,こういう方法なら,デザインの経験とかスキルはほとんど必要なく,ステッカーの元絵を自作できる(時間はかかるけど)。東南アジアあたりの安いデザイナーさんに数千円でアウトソースすることも考えたけど,かわいい子供とわんこのため(?)なので,自作をしてみました。自分で作った方が愛着が湧くしね。
ステッカーへの印刷はDIGITAという業者さんにお願いした。自分のと嫁の車分,2つを印刷して約2,700円でした。自分の車に貼ってみたけど,なかなかいい感じです:-)。